奇跡
最近いろんな方のblogを読ませてもらって思う。
妊娠ってほんま奇跡なんやなー。
治療をやめた途端に妊娠って話少なくないですよねー。
奇跡。
奇跡、私には起こるのかな。
私、これまでの人生でたくさんの奇跡が起こってる。
3才くらいの時に右利きなのに右手が使いにくい、右手が痺れる、体が右に傾くなどの症状がでて病院に受診。
原因わからず、様子見に。
その後も症状変わらずいろんな病院に行った。でもなかなかわからなかった。
遠くの病院にお父さんお母さんと車で行ったのも覚えてるなー。
検査入院もした。その時の看護婦さん怖かった。
そのくらいに京都市内の病院にMRI が入った。
早速撮った。それでわかった。
『脊髄空洞症』
手術のため京大病院に入院。
入院した日、同室に私と同じ病気で手術をした私より少しお姉さんがいた。
その子は原因不明のまま手術に踏み込んだから、背中上から下まで切ってた。なんでその傷を見せられたのかわからないけどその時のこと今も覚えてる。
その子は左利きで右が不自由だったから、右を使う機会がないのでどんどん退化してた。
私は右利きで右が不自由。不自由ながらも、お箸、鉛筆はみぎだったからなんとか機能を保ってた。
小学校上がる直前に脊髄の手術を受けた。10cmくらいの小さい傷ですんだ。
手術前に両親は先生に言われたらしい。
「車椅子生活覚悟してください。」って。
でも術後たぶん1ヶ月も経たないうちに歩いた。
歩くのも走るのもぜーんぜん問題ない。
幼稚園生活ほぼ入院やったから小学校入ってからは何かと苦労したな。
体力面も友人関係も。
そのあとずーっとずーっと時間がたった看護学校の授業で、『薬害性ヤコブ病』がテーマのドキュメンタリーのビデオ見た。
そのヤコブ病を発症した方、私と同じ病気で手術した際に人工硬膜を使用したことが原因。
しかも同じ関西の病院でしかも私のope日の数ヵ月前。
わたしがopeした年から人工硬膜使用禁止になったみたい。でもわたし1月やったし、微妙すぎひん?ってことで、京大に確認しに行った。
使ってないって。
発症された方には申し訳ないけど、ホッとした。
ヤコブ病発症までに15年くらいかかってて、発症と同時に急激に進行する認知症、寝たきり生活、数年で。。。
ほんと怖い。
人工硬膜使った人の中で発症するのは数%やけど、ずっとドキドキしてなあかんなんて。。。
ほんと良かった。
今私がこうして普通に生活出来てることが奇跡の塊。
こんなわたしを嫁にもらってくれ旦那ちゃんに感謝しないと。
一生に使える奇跡の数、決まってるのだとしたら、私にはもう残ってないかもしれん。。。